中善さんは、江戸時代からつづく波佐見焼の技術と精神を継承しながら、国内ブランドの生活道具を製造しています。新しい挑戦を続ける企業姿勢に、様々なメーカー、伊東さんふくむ数々のデザイナーたちから高い信頼を得ています。
刻音の製品化にあたっては、「今まで見たこともない、何が正解かわからないもの」に挑戦していだき、高い技術と焼き物の可能性を追求する中善さんだからこそ、実現できました。
石黒猛 氏(写真右)
1995年にロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アート工業デザイン科を修了後、96年からIDEO社に入社。1998年発表の「RiceSalt&Pepper shaker」と2007年発表の加湿器「chimney」はニューヨーク近代美術館に永久保存。2002年にIDEO社を退職後、個人活動をスタートし、JAXAと共同で国際宇宙ステーション用の折りたたみ式撮影背景を開発(その後、宇宙ステーション「きぼう」にて運用)。
伊東祥次 氏(写真左)
1971年生まれ。多摩美術大学を卒業後、1997年よりNTT InterCommunicationCenter[ICC]調査研究・ワークショップ担当、2002年より株式会社良品計画にて企画デザイン室長、欧州事務所商品開発担当部長を歴任。2009年に独立。
四代目 中尾 善之 社長
1917 年、長崎県波佐見町中尾郷にて創業。江戸時代からつづく波佐見焼の技術と精神を継承しながら、国内ブランドの生活道具を製造する老舗窯元。新しい挑戦を続ける企業姿勢に、様々なメーカー、デザイナーたちから高い信頼を得ている。
2020 年からは、オリジナルブランド〈zen to〉を展開。若いクリエイターたちと協働した製品をリリースしている。